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数列と植物

数列と植物

先日、名刺入れを整理しました。
カジュアルなご挨拶の場面ではSNSでつながることもありますが、ご縁を手で触れるような名刺の感覚が好きです。
フォントや紙質のほか、ほんの少しサイズの違うものがあったりするのも面白く、少し調べていたら数列という言葉にたどり着きました。

人がバランスがよいな、心地よいなと感じるものには、ある程度の法則があり、その法則は自然界におけるものとの共通のものが多いとのこと。
とりわけ、花びらの数、葉の付き方など草花の造形には、それに当てはまるものが多くちょうど満開の花を観察してきました。

エキナセア:Echinacea purpurea

真ん中のオレンジの部分が花(頭状花)で、真上から見ると渦巻のように螺旋状になっています。

アップにしたら分かり易い…と思いましたが、ピンボケでした

何となくですが、渦を巻いているように見えますか、どうでしょうか?

これは、隣り合う三つの数において、左の二つの数の和が、右の一つの数になることを繰り返す
「フィボナッチ数列」よばれる規則性のある数列
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55…と規則性で、上の花の例でいうと螺旋の上の花数を数えていくとこの数列にたどり着くそうです。

このフィボナッチからはじまり、植物の形状と有名な黄金比や白銀比など、数列の検索の沼に入りかけたところで、多くの名刺が人が見て最も美しいと感じる黄金比であるというのはデマ、という検証を見て我に返りました。
法則に従って多くの花びらが奇数であるところ、偶数だったりするのも見るし、四つ葉があれば、五つ葉が見つかることもある。
イレギュラー、アンバランス、ハプニング、ダイバーシティー…
それもまた自然の面白さだったりするのかな?と言うところに着地しました。

とはいえ、植物の造形は面白いものが多く、わさわさと自由に生えている野の草などにこんな規則性をみつけると、興味や親しみがわいてきます。
この法則、これから咲くひまわりでも同じように見えます。機会があれば見てみてくださいね。

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