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突発性難聴

突発性難聴

突発性難聴になった話

突発性難聴って、聞いたことはありますか?

突発性難聴は、突然、左右の耳の一方(ごくまれに両方)の聞こえが悪くなる疾患です。
誰もがなり得る、治療スピードが完治のカギを握るこの病気。
数年前に患った時に、この病気についてもっとたくさんの人が知ってるといいなと感じたので、体験に基づいてまとめました。
よかったら読んでくださいね。

突発性難聴とは

突発性難聴は、あるとき突然発症する原因不明の感音難聴。内耳から脳に音がうまく伝わらない状態だそうです。
何の前触れもなく突然聞こえなくなって気づく難聴で、聞こえたり聞こえなくなったりすることはなく症状は比較的一定。
左右どちらか一方におこる場合がほとんどで、その原因は不明で、ストレスや過労、睡眠不足、糖尿病など基礎疾患があると起こりやすいといわれています。

突然と偶然

元来とても健康な私がこの症状に気づいたのは、PCに向かっていた時でした。
何気に耳を触ったら

(あれ?触っている感覚が無い)

正確には、耳を触っている指と肌の感覚はあるけれど、通常聞こえるはずのカサカサという音が聞こえない。
慌てて反対側の耳に触れてみると、ちゃんと聞こえる耳に触れるカサカサ音

(え???? 聞こえてない?)

ちょうどPCを触っていたこともあって、慌ててタブを開きなおして検索検索!
「耳 突然聞こえない 痛くない」
すぐにヒットしたのは「突発性難聴」
それも
『早期発見、早期治療(できるだけ48時間以内、どれだけ遅くとも2週間以内が原則)が重要です。』
という記事。

48時間!?

痛みも自覚症状もなく、いつから聞こえなかったのかも分からない。
治療効果のリミットにかなり焦りつつ、聞こえている感覚のある右耳をふさいでみる。
まったく聞こえないわけでもないような…
でも、どこまで聞こえているのかが分からない。

違和感が全くない状態で、たまたま手で耳を触った偶然の気づきでした。

受診と治療

気づいた今が発症から何時間なのかわからないけれど、48時間に限りなく近い時間をめざし、保険証握りしめ急ぎ近くの耳鼻咽喉科に。

額に丸いのをつけたおなじみのスタイルの先生に耳の中など診てもらい、簡単な問診と聴力検査
左耳は高音以外ほとんど聞こえておらず

診断は
「突発性難聴」

お大事にとの言葉と一緒に薬をいただいて帰ってきたのですが
この薬にびっくり。
カステラ入ってます?ってくらい大きくてずっしり重い袋

棒状のアルミパックに個包装された液体30ml が 7日分
基本は食後に3回/日ですが、受診日から最初の3日はもう少し短い間隔で飲むように指示いただきました。

飲みやすさの工夫がなされてのこの味なのでしょうが、決して美味しいとはいいにくい。
飲み方のコツが書かれた紙が同封されていることにも納得しました。

私が猫でこれがチュールだったら…
飲む姿はそれとほぼ同じだけど、味だのそんなこと言ってられない。
ちゃんと飲み、治療に専念!

経過をみる数回の受診と検査を経て約2週間で無事完治させることができました。

知っておいてほしいこと

突発性難聴は、早期治療を行なうと70~80%の確率で改善するそうです。
一方で、治療開始までの時間が2ヵ月以上空くと完治が難しくなり、2ヵ月を過ぎるとほとんど回復は期待できなくなってしまうとも。


早期発見と早期治療(できるだけ48時間以内、どれだけ遅くとも2週間以内が原則)が基本。

症状は、難聴以外に耳鳴りや閉塞感、めまいなど。

でも、耳の聞こえづらさだけだと、気づかないことも多いのでは?と思いました。

私自身も、あの時に静かなところで比較的落ち着いた状態で耳に触れたから気づけたのだと思います。
一部の音域のみが聞こえない場合、日常に支障がないため気づくのに遅れる場合も多そうです。

予防と対策

この病気は,原因が不明ではあるけれど、大きな原因と考えられているのが、ストレスや血液の循環障害だそうです。
そして、40~60歳の働き盛りの方に多いといわれています。

改めて自分を振り返ると、ストレス、不眠、多忙が続いていた時期。
自分の健康を過信し、無理が続いた結果だと大いに反省しています。
そして、偶然に見つけることができたことに感謝し、知っておいてほしいこととして書いています。

忙しいと、自分の心身に気を配ることがおろそかになってしまいがちです。
また、ある程度の年代になると”年齢的な難聴”とまとめられているけれど、そのなかには見逃されてきた突発性難聴も含まれているのではないかと考えたりもします。


今の時代、すんなりとストレスの原因そのものを取り除くことは難しいかもしれません。
ですが、この世の中に健康より優先させるべきものなどありません。


(心にもからだにも)健康に良くないな と感じていることはありませんか?
年末年始、多忙極まる時期ですが、そのまま年度の切り替わりに続きます。
忙しさが”落ち着く時期”なんて、あまりないのではないでしょうか?
もし「 そうだよね 」
と感じられたら、何かアクションを起こしてみてくださいね。


読んでくださった方の健康を心から願っています。


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