人は、プラスとマイナスの感情が存在するときに、マイナスに傾きやすいそうです。
これは、危機を想定して生き延びるための防御反応で、本能的なものといわれています。

また、感情が大きな揺さぶりを受けた事などは、時間がたっても何度も思い出す現象「ルミネーション（rumination、反芻）」により体がストレス反応を起こし、固定されたマイナス感情（トラウマ）になってしまうことも。

適度なストレス（負荷）はうまく使えるとよいのですが、緊張が長く続く状態は心や体や心に影響がでてしまいます。

近年よくみられるこのバランスが大きく崩れたために、働けない、学校に通えないなどの問題は、個人にも社会にも大きな損失になっています。
ですが、人の体ってよくできていて、もともと心身のバランスをとるための調整機能が備わっています。

これは心にも体にも機能し、ここををうまく働かせることで、どちらも安定的に保つことができます。

心を体のバランスを整える調整機能は「自律神経」と呼ばれ体が自ら考え調整する機能のこと。
呼吸や心臓の拍動もこの機能によって調整されています。
目にみえないため、わかりにくいのですが心の調整もここで行われています。

たとえば、気になることがあり、食がすすまない。
そんな時は、食事で胃腸を動かしエネルギーを消耗するよりも、心の休息が促されているため。
ダイエット組にはうれしいと感じてしまうかもしれませんが、これが長期間続いたり”眠れない”などが重なると体によいとは言えません。

この自律神経は、脳に伝わってくる信号によって、勝手に動いています。
言い換えると、この信号を意識することである程度は調整が可能だといえます。

繰り返し思い出し体がストレス反応を起こすことに対しては
「脳が新しいものを好む」という性質 ネオフィリア（neophilia) を活かし、脳への信号を切り替えるのが効果的だそうです。

なかでも「視界を変える」というのは大きな効果が得られるといわれています。
例えば
・画面を見ていたなら、席を立つなどして場所を変える。

状況が会話などで引き起こされたなら、耳から入ってくるものを変えるとなお良いそうです。
・話をしていたなら、別の人と別の話題で話す。

さらに、軽くでの体を動かすことで別の状態にすることができるそうです。
・家でいるなら、掃除や料理をしてみる
・外に出て散歩や運転をする

私が個人的にするのは、サンドイッチ法
大変かな？と思う時には、その前後に自分がプラスの感情でいられる事案を組みます。
意外とおススメです。

視界を変えたり、体を動かすのが効果的とはいえ、状況的に許されないことも。
また速攻性を求めたい場合にも、おすすめなのは

「嗅覚への刺激」

痛みなどの刺激の信号が0.9秒で伝わるのに対し、香りは0.2秒で伝わるというデータがあります。



自分の好みの香りを知り持っていることで
これは…
という時に素早く対処することができます。

・香りは種類も情報も多すぎて、選びづらい。
・何がぴったりなのか、何が好きなのかも分からない。

そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。

・何に困っているのか
・どんな時に使いたいのか
自分の意識以外のところで必要としている香り発見もお手伝いしています。
香りによる後押しをご提案する身として、お力になれればうれしいです。

大小あれど、いろんなことがない人などいません。
個人的には今年後半だけでも、PCバッテリー膨張＆HDD損傷データーすっとび事件、指先剪定流血救急外来事件、家族の手術や入院、ちゃぶ台ひっくり返したくなるようなこともありました。もちろんありがたいことや嬉しいこともたくさんありました。
人生 山あり谷あり
常に凪の状態でいられるのは、理想ではあるけれど、その領域にたどり着くにはなかなかの修行も必要そうですよね。

ストレスは、体からの防御反応。
大切な信号を無視することなく、向き合い整理するもの大切です。
思考をクリアにし、今の自分にとっての最善を見つける
ベストに近いコンディションでいるための、自分なりの方策を持っておく
その選択肢のひとつに「アロマを活用する」こともできます。

ちゃぶ台をひっくり返さないために。




お正月はゆっくりできますか？

今年のたくさんのご縁にこころから感謝し、お礼を申し上げます。

西日本は初日の出も望めそうな好天だそうです。

どうぞ、よいお年をお迎えください。


Herb＆Aroma teku-teku