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スパイスと株式会社


確定申告や年度末、決算期末など、税や会社の話があちこちな時期。
スパイスレッスンの歴史で登場する大航海時代の話をちょこっと。

その昔、ヨーロッパでは金と同等の価値でやりとりされたスパイス。
理由は、長い長い航海。途中遭難したり海賊に襲われたりとたくさんの危険を乗り越えなければならなかったからです。
なかには全財産を失ってしまう商人もいました。

そこで、その損失の負担を多くの人で分散する仕組みとして生まれたのが、株式会社という仕組み。
「東インド会社」が始まりです。(この名前、社会の授業の記憶の片隅にありませんか?)
多くの人から資金を集めて会社をつくり、船を作ったり渡航中の生活物資の購入、香辛料の買い付けなどの費用に当てました。
たくさんの人達で資金を出し合っているため、もし船が難破などして損害がでても、個人の損失は少なくてすみ
資金を出した人にはその資金の割合に応じて、利益を分配したのだそうです。

また、スパイスは航海途中の船員の体のメンテナンスにもつかわれたとか。

いつもの台所も、ふと歴史やエピソードを思い出し、時に海賊船の船長気分を想像しながらスパイスを使ってみたりするのも、ちょっと楽しいかもしれません。


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